3月になり春爛漫、うららかな春の陽射しがまぶしくなり、それとともに、花粉症の季節がやってきました。
数年前の冬、自転車に乗っていたら、突然鼻水がタラリ・・・と落ちました。
なんだろう?と思っていたら、夜中、パソコンの前で、クシャミと鼻水!
これが私の花粉症の始まりでした。
ヨガをやっているし、食べ物にも気をつけている。
私には無縁だと思っていたのに、花粉症と知ったときはショックでした。
最近やっと、花粉症を受け入れ 認めることができ、対処法もわかってきて、少し症状が楽になりました。
今年は2月が寒かったせいか、今まで症状もほとんどなくて済んだのですが、3月に入ってからの黄砂まじりの埃っぽさに、体が少々反応し始め、マスクが欠かせなくなりました。
そんな時、友人から
小林正観さんの「宇宙を味方にする方程式」という本を借りました。
宇宙にあるさまざまな「天の法則」ともいうべき方程式が書いてあるのですが、
その第1章が
「花粉症になる人の方程式」思わず引き込まれました。
小林さんによると、花粉症になる人は、「完全主義者」なのだそうです。
私を含め、花粉症の人の多くは、こう決め付けられて、
「いや、私は完全主義者なんかではありません」と即答するでしょう?
でも、正観さんのおっしゃる完全主義者というのは、完全にできる人を言うのではなく、「完全に、完璧にやらなくてないけない!」と思い込んでいる人のことなのです。
「92点取れたのだからよくやったね」と思える人は、花粉症になりにくく、「92点しか取れなかった、あと8点足りない」と思う人が花粉症になりやすいそうです。
花粉症を治そうと思うなら、「いいかげんな人」になること、「いいかげん」というのは、「よいかげんで適当な人になること」なのだとか。
「う~ん、私もけっこう、いいかげんなんだけどな・・・」と思いましたが、その後の逸話を読んで納得しました。
正観さんの講演会に来ていた、20年来花粉症で悩まされていたという男性が、「自分は完全主義者だとは思ってないけれど、頑張ってきた感じはあるので、リラックスし力を抜いてみたところ、今年は例年の90%位の症状で済んだ」のだそうです。
その話を聞いて、会場の人たちが「よかったですね」と拍手をした。
すると、「来年の春が楽しみです。今度は100%押さえ込んでやろうと思っています!」と彼。
「それこそ、完全主義者ですよ(笑)」とみんなから指摘されて、
「ああ~!」と彼は叫んだそうです。
今まさに、私はその状態でした。
今年、今までに比べたら90%位の症状で済んで、「ああ、よかった!」と感謝しつつも、埃っぽい空気の中に花粉を感じると、
「もっと完全に花粉症をシャットアウトしたい、しなければ!」と思っていました。
私って、ぜんぜん完璧にできないのに、完全を求めていた完全主義者だったんだ!と思い知らされたものでした。