今朝テレビをつけたら、女優の
天海祐希さんがNHKのインタビュー番組に出ていました。
「宝塚」に反応しちゃう私は「しまった!もう少し早くテレビをつければよかった!」と思ったのですが、番組はもう終わりに近づいていました。
「最後に、今後の目標は?」みたいなことを司会者に聞かれ、彼女は
「豊かな老後です!」と言ったのです。
女優さんらしくない答え、でも ゆりちゃんらしく、ちょっと笑いを取りながら、
「毎日の小さなことの積み重ねで老後は来る。小さなことを見落とさない感性を育てて毎日を生き、老後を豊かにしたい」みたいなことを言っていました。
「そうそう!私と一緒だ

」と、すでに老後に差し掛かっている私。
内容はまったく違うけれど、思えば、ヨガを続けてきたのも「豊かな老後を迎えたい」と思ったからでした。
私は、いつも何かを怖がっていました。
結婚するまでは両親に守られ、結婚後は夫を頼ってきた私は、自分に自信がなくて、頼れる人がいなくなることを恐れていました。
そして、歳をとり衰えることも・・・
30代になり、体に不調が出てくると、まず自分の体に対する不安。
そして、子供を抱えてもし夫が死んだらどうしよう、なんていう経済的な不安。
ほんとに、今思えば取り越し苦労で笑っちゃいますけど、
当時は本気で恐れていました。
とても幸せなのに、だからそれを失うのが怖かったのです。
そんな弱い自分が嫌いでもありました。
そんな時出会ったのが、ヨガでした。
ヨガの津村先生は、「ヨガで体の芯、骨の髄から変われる」とおっしゃいました。
心と体の両方の面倒を見てくれるのがヨガだと。
それを信じて私のヨガは始まりました。
息を整え、姿勢を正していくうちに、気の持ちようが変わってきて、
先の取り越し苦労ではなく、今自分にできることをする、小さな変化を喜ぶ、そんな癖がつきました
そして徐々に、すべてが自分の内にあることも、わかってきました。
「老後を豊かに、人生を全うしたい」
これは、すべての人の願いでしょうね。